「人シリーズ2025」3 南フランス滞在記 (1)  セザンヌ編

 


題名: 「人2025」
   Título: persona 2025
       制作年:2025年
      Año: 2025
            サイズ:15x10cm
        Tamaño:15x10cm
               コラージュ、アクリル絵の具の混合技法
                      Técnica mixta y colaje con pintura acrilica sobre papel




南フランス滞在記


一週間ほど南フランスに行って来ました。

目的はフランスの画家セザンヌの痕跡を巡るというもので、

主にセザンヌのアトリエと彼が描き続けたサント・ヴィクトワール山

を見に行くというものです。

今でこそ抽象絵画を描いていますが、15歳で油絵を始めた頃は

印象派的な絵を描いていました。

それから徐々にキュビズムや半具象をやり、最後に辿り着いたのが

抽象絵画という事です。

現在68歳なので53年も掛かりましたね。

そういう意味ではセザンヌは私の師匠(勝手に)でもあるのです。



最初に訪問したのはサント・ヴィクトワール山


聖地でのセルフィ。

この山を何と80枚以上も描いたというのが凄い。

セザンヌがこの場所で制作をしていたのかと思うと感慨深い物がありますね。

37年前にスペインに来たのも、スペインの画家達が制作した同じ場所で

同じ空気を吸って制作してみたいと思ったのが動機でした。




人物なしで絵画風に...




これはセザンヌのアトリエから描いたものと思われます。

視点が高いのと、アトリエには松があるのでそれも一緒に描いていますね。



次はアトリエ



これがアトリエの事務所の入り口です。




アトリエへの小道


アトリエの窓



アトリエ正面


以下は内部








最後にセルフィそして感想を一言。

ここは美術館じゃなくてアトリエという事で、

セザンヌの絵(オリジナル)は一枚もありません。

絵を見たいと思った人には残念かもしれませんが、

アトリエの空気を感じたいと思った私には十分でした。

最初はあれ?って思いましたが、

そういう目的の場所ではないと認識しました。

予約制(20人ほど)で、ギアの女性がフランス語で解説して回るのですが、

入る事ができる部屋はこの制作場だけだったのにはちょっと

物足りなかったです。

で、ちょっと勉強したフランス語では歯が立ちませんでした。


ちょっと人がいる写真もね。

これ(上)はセザンヌが使っていたパレットの裏側で、
こちら(下)が表側。


セザンヌはここまでで、

次はゴッホについての旅行記になります。

お楽しみに。








































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